元旦のインフルエンザ発症に思う

2024年の元旦は、病院でインフルエンザの陽性判定を受けることから始まった。

発熱が午後だったため、病院に着いたのは15時くらいだったのに、まだ続々と患者が押しかけている状況だった。朝から医師4人体制で対応しているけど、とても追いつかないという状況で、検査をして結果が出たのは19時近かったと思う。事務の方も医師の方も疲れ果てていたはずなのに、一人一人に真摯に対応してくれる姿勢に頭が下がった。ゾフルーザを処方され、薬を飲むタイミングが良かったのか効き目が早く、前回罹患した時は約5日間くらい高熱と身体の痛みに悩まされたのが嘘のように、次の日には熱も下がり、身体も楽になった。

2日の夜に旦那が発熱。自分にインフルエンザの薬が効いたこともあり、少しでも早く薬をもらおうと、3日の朝イチに当番病院に行ってみる。予想通り、既にたくさんの患者さんが来院していた。順次外で受付するとのことで、入り口の前で待つ。次は私たちの番だと思ったら、事務長のような男性の方が出てきて、迷惑そうな顔で、後は電話で受け付けるので、ここで待たないで電話してと、半ば追い返されるように病院を後にする。その後は、もちろん、100回以上電話したけど繋がらず、この日の最寄り当番医はそこだけだったので、この日の診察は諦める。

4日にはかかりつけ医が診療を開始したので、検査して薬を処方してもらえたけれど、それまで熱を下げるとんぷく薬も効かず、40度近い熱が出続けて、とても不安だった。インフルエンザなどの薬は、診察を受けなければ処方してもらえない。今回のように、祝日や休日に発症した場合、その日の当番医に見放されたらどうすることもできない。その時に思ったことがある。

コロナワクチン接種のために、行政は、何箇所も場所を借りて、たくさんの人を雇い、郵送代を使い、症状がない人のための無料の抗原検査場も長期間設置されていた。もちろん予防や混乱を防ぐことも大切だと思う。コロナが特異な状況だったことも分かる。それでも、予防にそれだけの予算を使うなら、コロナやインフルエンザに実際に罹患した人が、少しでも早く検査を受けられるよう、祝日や週末に検査場を設置することはできないのだろうか。体調の悪い人が何時間も待たされることなく、検査場で素早く検査を受けられて、必要な薬を処方してもらえる、そんな体制を整えることはできないのだろうか。ITが進んでいる今の世の中、何か方法はあるんじゃないかと、そんなことを思った。

素人考えは重々承知しているけれど、今年は思ったことを伝えたり発信していく年にしたいと思っている。